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about『NEWS』

NEWS「音楽」私的ライナーノーツ≪4≫

NEWS「音楽」私的ライナーノーツ≪3≫の続きです。

《1》はコチラ

 

最終回となります。

お付き合い頂きありがとうございます。

それでは、お願い致します!

 

 

12.BURN

    この曲はアニメ「半妖の夜叉姫」のOP曲で使用されました。アニソンらしい熱い楽曲ですよね。この曲の歌詞はAKIRAさんとヒロイズムさんの2名が行っているようです。AKIRAさんも最近の NEWSに必要不可欠な製作陣ですよね!「Wonder」「エス」「FIGHTERS.COM」「EROTICA」など、コンセプチュアルな楽曲の作詞を担当されています。AKIRAさんの曲は英語歌詞の取り入れ方が秀逸だなあと思います。特にラップ部分。ちょっと男くさいような曲を NEWSに歌わせるならこの人!という感じですね。そしてその歌詞にマッチするようなギターのジャカジャカしたバンド色の強い音。このような楽曲もまた NEWSの培ってきた"引き出し"だと思います。

イントロなしで増田さんの歌い出してスタートするのも「きた!!」って感じがしてワクワクする楽曲です。

 

13.Reborn

    BURNと同様「半妖の夜叉姫」のOPソングです。その為BURNと並べてや比べられることの多い曲で同じようなロックテイストですが、やや雰囲気が変わりますね…製作陣が変わってるんですよね。Rebornの方が挑戦的な感じ?遊んだ感じ?笑 何を隠そう篠原とまとさんの差し金。笑 Rebornの見どころは低予算MV(いやRebornのMV好きです笑)や、突如として披露された振り付け(いや、Rebornの振り付け好きです笑)もそうなんですが…なんと言っても2番からですよねえ!Rebornほどフルで聴く事に意味のある曲はない。ますラップもかなりゴリゴリ。からの小山さんの魂の歌唱。またサビに入り、そしてラップ。曲構成に面白みがあっていいですよね。1番で歌われたAメロは1番にしかない感じとか。あとシゲの「見届けてほしいいんだ 最後の瞬間!」いいなー。2番では大人しくBメロ歌ってたのに3番では感情爆発みたいな感じの構成いいなー。

 

14.未来へ

 こちらも大好きな曲です。シゲが出演した中学受験を題材にしたドラマ「二月の勝者」のOPソングで、そのテーマに沿った内容にもなっていますね。比較的ゆっくりしたテンポなのでずっしりずっしり、言葉の意味を噛み締めながら聴き入ると泣きそうになる時もあります。笑 これ、テンポが遅いので気付きにくいんですけどマーチ(行進曲)っぽさがあるんですよ。スネアドラムが目立ちますしね。行進曲はその名の通り、集団が行進する時の伴奏となる音楽またはその情景を思い出させるような音楽のことです。大勢が一つの目標(合格)に向かって日々一歩一歩邁進していくという情景が思い浮かびます。

歌詞の「ハイホー」は日本語にすると「ふーやれやれ」といった意味があるので、目標に達する為の努力や楽にはいかない足取りを表現していますね。この絶妙なテンポにしたのもそれを表現したかったからなのかな。階段をよいしょよいしょと登るときのリズムみたいです。未来へはジャケット写真も可愛くてMVもおしゃれなのでお気に入りです。

 

15.Coda

    遂に最後の曲。音楽という名のアルバムの最後にふさわしい曲名「Coda」。音楽用語で「末尾」「最後部」という意味があり、その曲を締めくくる際に使用します。この曲の歌詞にはこのアルバムに使用されたフレーズが散りばめられており、まるでアルバムの楽曲をひとつの歌にしたみたいで感極まりますね。

codaと同じく、終わりを意味する音楽用語「fine(フィーネ)」というのもあります。codaよりそのままの意味が捉えられやすい単語になってると思いますがfineっていうのは楽譜の途中に書いてあるもので、fineが書いてあるとそこが曲の終わりなんですよね。(曲がある地点から最初や途中の箇所に戻るかしてまた進めていったのちに、最後の小節まで演奏しない時に用います。)それに比べてcodaは曲の最終節にしか付けられません。codaが書かれている楽譜の最後部に移動し、演奏を終えます。これまた深読みすぎるかもしれませんが、「coda」の方を使用したのは諦めずに歌うことを終えなかった NEWSを揶揄しているようにも思えました。

楽譜は何事もなく前に進む時もあれば、同じ小節を繰り返したり、やっとのことで曲を終えられると思ったら曲の一番最初や途中に戻ったり。色々なことを乗り越えた後、完走します。このような複雑な楽譜でも、一つも欠くことなく演奏をしないと一つの曲として成り立ちませんよね。

NEWSが一つの楽譜だとしたら、今までの時代もかけがえのない「NEWS」という曲の一部。どんどん前進できる時も、削られて振り出しに戻っても、その全てがこの曲( NEWS)を構成するために必要なものなのです。

そしてこのcodaが登場した「3人の NEWS」の時代はその曲の最後の小節となります。

NEWSという名の超大作をいつか締めくくるまで、これからも3人は最後の小節を歌い上げ続けてくれるのでしょう。

 

 

 

以上で「音楽」のライナーノーツを終わりたいと思います。

拙い文でしたが、これまでご覧頂きありがとうございました!!

 

シゲのライナーノーツが更新されたら照らし合わせて見てみます。

それもまた楽しみでいつもライナーノーツを書いてます。笑

いろんな感じ方、考え方、解釈の仕方があるのが、 NEWS楽曲のいいところ。

 

コンサートのレポートも上げていけたらと思いますので、

ぜひまたお越し頂ければと思います。

 

それではまた!