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about『NEWS』

NEWS「WORLDISTA」コンサートレポ≪2≫

 

WORDISTAコンサートレポ≪1≫の続きです。

≪1≫はこちら↓

 

16. DoLLs

    メンステでの歌唱。手越節の効いたこの一曲。ギターとピアノの今っぽサウンド(ちょっとゲス極風)に載る歌詞は、良くも悪くも自分の道がある彼にぴったりの内容になっています褒めてるよ…ごしさんの好きそうなちょっとゴシック系テイストの衣装で登場。Jr.は新藤くんと渡辺くんが着いてました。マリオネットの様な振り付けの中に衝動的な動きがあり、決め事の中で色々と諦め操り人形のように過ごす毎日にも「自分の意思」がふと、しっかり共存しているような。表情、振り付けからそんな葛藤をよく表現してくれています。

   曲中の演出で、顔が黒や緑のインクでどんどん汚れていきます。それを大サビで拭き取っていくのですが、せっかく綺麗にしたのに1番最後、自らの手で赤のインクを涙のように、まるで私達に見せつけるかのように塗ります。出どころ不明の噂、ありもしない話、あなたの思惑は一人歩きしていませんか?もしかしたらあの汚れは私たちが意図せず彼に塗りたくっているものなのかもしれません。もちろん!彼にも悪いところはありますが、自分が大好きな人を、実は自分の手によって汚してしまっているのかもしれません。血も流れるようなきつい束縛の中にアイドルは生きていて、それが選んだ道であったとしても、彼も一人間ということを忘れてはいけないですよね。「アイドル」とは何か。「手越祐也」とは何なのか。それは、誰かが勝手に作った「手越祐也」というキャラクターに、本当の自分が潰れないように、奪わせない為に、必死で立ち向かっているただの人間なのではないでしょうか。

 

17. 世界

    静まり返った幕間にサーーーという音が聞こえてくる。メンステに優しく雨が降っていました。そして月明かりか木漏れ日か、照らされたセンステにはギターを手に腰掛けるシゲ。この演目は弾き語りで行われるようです。拙さも残るギターの音色から、音源で聴くより更にシゲのありのままの本音が「対客」でなく「対人」として伝わってきました。

   自信の無いような事を言う人だけど、でもそんな自分を超えて、実はこの仕事に対して責任と信念を強く持っていることをこの演目で改めて感じることができます。曲中に「刃を抱く」や「獣みたい」などの攻撃的な人間性を感じるフレーズが出てきますが、やはり彼達が私たちに当たり前のように提供しているこの世界は、想像を遥かに超える重圧や攻撃や競争の上に成り立っていて、並大抵の努力や覚悟では存在し続けられないのであろうなと思います。時には刃のように自分を尖らせないといけなかったり、時には獣のように虎視眈々と目標を達成しなくてはいけなかったり。それだから、私たちは彼の「誰にも託せぬ夢」の手伝いをしてあげられたらな、と切に願います。


18. Strawberry

     みんな違うブランドの白シャツ統一に次の衣装の黒パンツで、実にシンプルな衣装です。まあTシャツ1つにとっても、メンバーそれぞれの体型にあったものが選ばれているから、まっすーのご尽力には頭が上がりません。

   この曲はメンステ2階部分での歌唱になります。一人一人優しく歌い上げていき、シゲの「ジョイフル」部分では散らばっていたメンバーが自然とシゲに集まってくる。そしてファンもみんなでジョイフルする。この時の多幸感は計り知れません。ファンはNEWS好きでよかったなーって聞く、メンバーはファンのこと優しい眼差しで見つめながら歌う。お互いが「愛する人のため」ここにいるというわけなんですね。


19. 「生きろ」

      なんちゅうセトリ…泣かせにきてますね。この曲についてはアルバムのライナーノーツで色々語ってますのでそちらもぜひ!演出について特記することはなく、力強く歌い上げていきます。

   私は「strawberry」「ドリフェス」「EPCOTIA-encore-」の計3回を生で聴かせて頂いている曲なんですけど、全部で泣いてるんですよねぇ笑。何回聞いても慣れることはないんです。きっとそれはNEWSも毎回同じ力量で、変わらない気持ちで歌ってくれているからなんですよね〜。もうこのライブも終わるのかな、さみしいな…なんて気持ちにさせますが、そんなことはないんですよねぇまだ、体験していない、アクセスできていないところがありますから…!


20. CASINO DRIVE

      ここで衣装替え。ガラッと変わって黒基調に赤がポイントで入ってる丈長めのガウンになります。みんなそれぞれちょっとディティールが違くて、異素材の端切れがヒラヒラ動いてイイ感じ。とってもおしゃれ。Yohji Yamamotoっぽいシルエットですね。前例になく、まっすーにしてはかなり大人っぽい仕上がりになっています。

   さて、すっかり忘れた頃に突如としてやってくるこの曲はメンステで繰り広げられます。バックスクリーンにはビル街の夜景が映し出され、冷たい空気を感じさせる夜の雰囲気に私達を誘い込みます。「EMMA」のような、ゆらゆら揺れるような気だるさの中にも男っぽさとエロさのある振り付けが、衣装の揺れ感ともマッチしていて最高。要所要所に「車」「ドライブ」を表すような振りがあって、これがなんかエロい。これぞNEWSの真髄とも言える演目です!


21. EMMA

    噂をしていたらこの曲!本当に同じ世界線にありそうなこの2曲です。衣装も、さっきまでは「カジドラの衣装」だったのに曲が始まった途端「EMMAの衣装」として見ることができるのが不思議です。この現象、NEWSあるあるなんですけど(自分の中で勝手に認定)まっすーが作る衣装って、どれも癖とかコンセプト強めじゃないですか褒めてるよ例えばネバランのOP衣装を取ってみます。あれはリード曲の「NEVERLAND」の衣装で、この世界のゲートにいる案内人というコンセプトで作られたもの。しかし、次曲である「アン・ドゥ・トロワ」が流れてきた途端、あの衣装はその曲のものになる。ポンチョ型なので、風が入ると広がりを見せます。まるで、綺麗なターンのあるこの曲を際立たせる為に作られたかのようです。という感じで、意図的かどうかは分かりませんが、彼の衣装の思惑は計り知れぬほど深い所にあるのかもしれません…凄み。ちなみにEMMAはトロッコ曲です。


22. BE FUNKY!

    わーい!BE FUNKY!こちらも引き続きトロッコに乗っての歌唱。ごしさんのファンサの雨が降り注ぎます。福井ではアリーナ席だったので、この曲は近すぎて、可愛すぎて、テンションぶち上げてて、ほぼ記憶ないです(笑)この時には既にロッコはほぼ真後ろに集まっていて、アリーナの後ろの人たちと二階の最前の人たちは1番近いところまで来ます。それぞれ別のトロッコに乗り換えるんですけど、その時シゲが衣装引っ掛けてモタモタしてて可愛かった。シゲシゲしい。

 

23.四銃士

    タワー使用になります。まさかのセトリ入りの四銃士好きだから嬉しかったです。タワーは会場にもよりますが、2階席の真ん中と同じくらいの高さになるので、目が合う人は合うかも!ただ体を支えるのに、簡易的な刺股みたいな棒しかついてなくて、360°ファンサはできないかもしれないですね…。命綱も多分無かったので動くのちょー怖いと思います( ;  ; )体は前を向いた状態で180°ファンサになるかも。スクリーンにちゃんと四銃士のマーク出てきて嬉しかった。位置は、時計回りにこてまかだったと思います。


24. MR.White

    タワーから降り、トロッコでメンステへ向かいます。この曲もまさかのセトリ入りですよね。W繋がりだからかな??こんな感じで、アルバムツアーの中に過去のアルバムのリード曲使われるのって、すごいテンション上がりますよね!EPCOTIAの「LIVE」とかめっちゃ感動しましたもん。Whiteは個人的に大好きすぎて仕方がない作品だったので、しかもちゃんとワンコーラスちゃんと歌ってくれて、愛してやまない「はじからBest Choice!」が聞けたことに歓喜大サビ前にはメンステに4人が集結していて、踊ってくれましたよおお!!バラバラだった4人がふっと集まって、封を切ったかのようにバチバチに踊り出す。この演出、にくすぎて好きすぎて辛いです!ありがとう!


25. トップガン

    新曲トップガンもセトリ入り。Jr.も交えて振り有りでの歌唱です。トップガンめちゃめちゃいいですよ!ザ・NEWSな曲で、男くさくて可愛くてかっこいい。サビの振り付けには手で銃をつくってみたり、バワリーポーズが盛り込まれていたりでエアーマンさん節炸裂ですしかもバックスクリーンで歌詞とバワリーポーズのタイミングなんかも教えてくれるので、初聞きとは思えないくらいに盛り上がれる一曲となりました。ほんと、すぐ覚えられそうです!

   NEWSの「1人歌って他の3人は踊る」という構成、めちゃ好きなんですよね。最近の曲は割と多いかもしれません。中でも「touch」とか、「なぎサマ」とかいいですよね。なんか後ろで踊ってんな〜可愛い。みたいな。トップガンも例に漏れずこの構成になります!まっすーのCメロ爆イケなので注目です!!


26. FIGHTERS.COM 

    おいおいおい…なんだこの衣装は。ヒョウonヒョウだと…??てな事で上下異素材の違う生地のヒョウ柄で、一周回ってなんかおしゃれな感じになってます(感覚麻痺)。上着はボクシングガウンみたいなスタイルでめっちゃ可愛い!!Jr.も色違いのガウンを着ていて可愛いです…。パンツもショート丈でスポーティーなテイストになっており、激しく動く事が予想されるここからのe-Sportsゾーンにぴったりです。

   さてさて、遂にきました問題作。メンステからのスタートです。幕が開いた途端目に入るのは度肝を抜くでかいドラゴンのオブジェ。赤い照明に照らされて、吹き上がる炎の特効と共にメンバー達のおでましだ!「この曲にはこう来て欲しい!」って言う想像を遥かに超えてくるのがNEWSのライブです。サビになるともっともっと特効もガンガン使用され、ステージに火花が散ります。その様子は闘志を燃やすボクサーさながら!「いくぞTop of 〜」で、縦花を渡りながらセンステへ移動。NEWSのライブのここが好きシリーズ、” NEWSランウェイ ”。意味: 曲間で縦花を使いズンズンとこちらに向かってくる演出のこと。えばネバランの「フルスイング」から「恋のABO」の曲間で、パッチワークコートを羽織りつつちょっと小躍りしながらセンステへ歩くあれのことです。あれ好きなんですよね。

とにかくこの曲は振り付けがめちゃかっこよくて、キレがよく、緩急が効いたものになっています。EPCOTIAの「BLACK HOLE」っぽいかな??ガツガツゴリゴリ!に踊ったかと思えばスローモーションみたいにゆっくりになったりして…まるでボクシングの試合を見ているみたいです。格闘技の実況とかで、ヒットした瞬間をスローモーションでリプレイする時じゃないですか、あんな感じ(笑)レーザーでステージを囲み、ロープに見せてセンステをボクシングリングのようにする演出もかっこよかったです。まっすーの雄叫びもごしさんのシャウトもかっこいい、あぁもう全部や!!!

 

27. Wonder

    ここでこの曲!また生で見れる日が来るとは…大歓喜です。Wonderは少プレなどでも披露されていて割と聞くタイミングがあった曲でしたが、最近はそんなに触れていなかったので唐突に聴くとやっぱ好き…ってなりました。前曲とテイストは全然違うのに、なんの違和感もなく始まります。3年前とはまた違う大人のWonderが見られますよ!アリーナの人はど迫力です!!


28. SPIRIT

   ファンからの人気も高いこの曲はencoreでも少プレでも歌われていますが、まだまだ新鮮味のある一曲ですよね。鳥をイメージしたような大きく開放感のある振り付けで、本当に素敵です。これもまたJr.ありきの振り付けになっていて、10人で行われるフォーメーションは生で見ると尚、迫力もあり釘付けになります。

   Cメロラップの振り付け好きすぎるんですけど、共感してくれる人います??「We know we can do it It’s so tight」の振りと「思い出して 思い出して」のところ〜可愛すぎんじゃ〜。最後には、上から純白の鳥の羽が舞い落ちます…(客席には来ません)めちゃ神聖。

 

⬇︎⬇︎⬇︎トロッコ曲⬇︎⬇︎⬇︎

29. WORLD QUEST

30. ONE-for the win-

 

31. BLUE

     上記2曲を歌いながら、ロッコはアリーナ1番後ろにつきます。タオルを高く掲げ、4人並んでのパフォーマンス。アリーナならマジで近いんで、狭い会場ならメンバーと目合いますよ…。私もまっすーと合いました(死亡)。そしてメンバーは歌いながらJr.が待つメンステへ運ばれていきます。今回はこちらの曲中にJr.紹介あります。4人ごとにスクリーンに映し出されて、名前付きで分かりやすいです。

   いやはや、今ではJr.はNEWSのライブには必要不可欠なエレメントですよね。彼達無しではNEWSのライブの世界観は成立しないと思うんです。もしかしたら6人時代のNEWS、他グループのそれよりも、今のNEWSに着くJr.は逸脱していて目立っている気がしますよね。隙間の埋め合わせとか、ただ飾りとして置いているわけではないんです。振り付けの一部としてメンバーと一体化する。もしくは演出そのものになる。当たり前のことのようで実は凄い事ですよね。これからも頑張って欲しいです。応援してます!

さて、ここでWORLDISTAは終わり。次のアンコール曲で最後です。


32. Love story

    アンコール曲。ツアーグッズを身につけて、メンバー登場です。この曲はアプリゲーム「NEWSに恋して」リリース1周年を迎えるにあたり、タイアップ曲として電撃発表された曲でしたね。しかも、聞いたことあるんだけどこのメロディー…。そう、そうなんです。去年のEPCOTIA-encore-で、LPS前に謎に合唱させられた旋律です。ということで、ここで遂に初のフル発表ってことになります。謎も解けましたね。愛言葉のように1人一節ずつ歌い、サビでユニゾンとなる構成。とにかく歌詞が最高なんです。付き合ってる彼女へみたいな内容になっていて、まさに愛言葉の続編のような感じ。「また明日ねって言ったのに 離れられない」とか「喧嘩したって結局好きだよ」とか、怖いくらいリアルにキュンとくるワードをぶち込んできます。曲前に振り付けのレクチャーがあって、サビではみんなで踊ります。

   彼からのラブレターを受け、愛を再確認する。私たちも純粋にNEWSを愛し、応援しているからこの場にいる。互いが愛し、愛されている。NEWSとファンはとても近いところにいる気がしますね。

 

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ということで、上記の演目にてWORLDISTAは終演します。

   まとめると、私はこのツアー結構好きです。正直、NEVERLANDや EPCOTIAのような大掛かりなセットやオブジェなどは特にないですし、言ってしまえばかなり簡素なステージです。ただ、今回逸脱して凄いのは特効による演出で、客席までに及ぶライティングやレーザー、水、炎、火花、バックスクリーンによる映像。これらが全てをカバーして、カバーした上で更に、今までの感動を超えてきている。もはやテーマパーク。つまりこれがWORLDISTAなんだろうと。

    残すところあと1つになったコンセプトツアー。「S」では私たちにどのような体験をさせてくれるのでしょうか。

 

ここまで読んでくださってありがとうございます。またぜひお待ちしております!